デザイナー家具のデザイナーであるハーマンミラーのアーロンチェアを筆頭に。オフィスの椅子と生産性の関係。
働く社会人であれば、オフィスにいる時間は1日のうちの3分の1を占めているのではないでしょうか。
実は、椅子にずっと座っているのって体にはあまり良くないそう。同じ姿勢を続けることで肩こりや腰痛を発症したり、部屋の温度が低いと冷えで足がむくむこともあります。体に不調が出てしまっては、仕事に集中できませんよね。
生活の3分の1を過ごすオフィス、仕事をするときの椅子を工夫するだけでも、作業の生産性が全然違ってくるんです。でも近年では高機能な椅子が多様に販売されていて、どの椅子がいいのか悩んでしまう・・・
そんな思いをしたことってありますよね。 ここでは、シーン別におすすめしたい、オフィスにぴったりの椅子をご紹介します。
「これだけは押さえたい!アーロンチェアーのすすめ」
作業効率UPに期待大!のアーロンチェアー。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ハーマンミラーのアーロンチェアーは、1日中座って作業をすることが多いプログラマーやデザイナーにも大人気の椅子なのです。このアーロンチェアー、どんな姿勢で座っても体にかかる圧力を自然に分散してくれる「キネマットチルト」という機能が優れもの。
チルトとは「傾ける」を意味する言葉で、アーロンチェアーには前後どちらにも傾く機能が備わっているのです。この機能のおかげで、長時間座っていても疲れにくいといわれます。価格は少々値が張るものの、それだけの価値を与えてくれる魅力のあるオフィスチェアーです。椅子にこだわって仕事の生産性を向上すれば、作業の質も良くなります。
アーロンチェアーに続いて人気の高い、ハイバックの椅子。
背もたれが高く、寄りかかっても安定していることで長時間の作業を楽にしてくれます。この椅子も着席しての作業が多い業種のオフィスにはもってこいです。ハイバックの良さは、なんといっても姿勢が保たれること。猫背になりにくく、頭の位置も安定するので首や肩のコリを予防することが期待されます。
着席部分のクッションが厚めで広いものであれば、どっしりと腰をかけることで腰の負担も軽減できるかも。ちょっとした体への気遣いが、社内の生産性を高めるポイントになります。腕置きのあるタイプと無いタイプがありますが、実は稼働式になるタイプもあるので用途別に使い分けられる椅子を購入するとオフィスで重宝しますね。
ハイバックのオフィスチェア
小回りが利くキャスター付きチェアー
シーンによっては、背もたれが低めの小さい椅子もおすすめです。旅行代理店や銀行、郵便局、そのほか不動産などといった、カウンターで接客をしつつ裏の書類を取り出したり、パソコンの操作をしたりといった小回りをする動作が必要になる業種では、キャスター付きの椅子が必須です。
この場合、背もたれが高いと動きにくくなり、かえって生産性が保てなくなってしまいますので、背もたれは低いタイプが効果的。重量も軽めなので、女性でも容易に立ち回ることが可能です。
オフィスチェア カフェスタイル
<ポップな色も取り揃えあり!小回りの利く椅子はこれがおすすめ>
時には遊び心を取り入れて。カフェ風スタイルチェアー
仕事の生産性を高める方法は、ただ作業用の椅子を変えるだけではありません。オフィスの中に、気分転換できるカフェルームのような空間を作ってみませんか?
ちょっとした休憩に、数分くつろぐだけでも、社内の士気をあげる効果があります。特に長時間パソコンに向かって作業をする職種では、時々ブルーライトから離れてリフレッシュすることが非常に大切です。そんなとき、カフェ風の空間を用意しているとリラックスに最適。可愛らしくおしゃれなデザインの椅子を並べれば、女性社員にも人気の空間をつくることができます。
広いスペースがあれば、社員同士のコミュニケーションの場としてソファを配置するのも良いでしょう。
カフェ風オフィス
ひそかなファンがいる?スタンディングチェアー
最近では、腰に負担をかけたくない人や長時間座っているのが苦手という人向けに、スタンディングデスクをすすめている会社もあります。立ったまま仕事をすると、長時間座っていることで血流が悪くなることを防げるので、かえって生産性があがる、といわれているのです。意外な隠れファンが多いスタンディングデスク、これに合わせてスタンディングチェアーを利用している人もしばしばみられます。
スタンディングチェアーは「立ったまま座れる」という驚きの製品。屋外での行列に並ぶときにも使われたりしますが、オフィスで使うのも実は効果的。時々休憩で腰掛けたい、というときにちょうど良く座れるのでオフィスチェアーとして取り入れてみると面白いかもしれません。
オフィスの椅子にこだわることは仕事にこだわること
仕事の生産性は、オフィスの環境と直結してきます。集中力が欠けてしまう、疲れがたまる、そんなときは椅子から見直してみませんか?いつもの作業する椅子が変われば、仕事に向かう気持ちも変わってきます。
まずはいろいろな椅子を試して、環境の改善を目指していきましょう。
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