コンセプトで決める!オフィスレイアウトの選び方
事業を始めるにあたって、その企業の経営理念やコンセプトって、会社の雰囲気づくりのためにも重要なポイントですよね。オフィスという、いつも仕事をする空間もコンセプトに合わせたレイアウトにすることで、社内の士気を保つきっかけになるかもしれません。
コミュニケーションや人同士のつながりを活発にしたい会社、プライベート空間を大事にしたい会社、個人の力を120%発揮したい会社… それぞれコンセプトは全然違うのに、間違ったオフィスレイアウトを選択しているということはないでしょうか。あなたの会社のオフィスは、コンセプトに合った空間づくりができていますか?
コンセプトは「あたたかみ」グリーンアメニティをとりいれよう
「あたたかみ」のある職場環境をコンセプトにするなら、観葉植物を使ったレイアウトが人気です。水やりなどの手間がかからず比較的育てやすい観葉植物も多く、最近では「グリーンアメニティ」効果を期待して取り入れる企業が増えています。グリーンアメニティ効果とは、植物による癒し効果によって仕事の生産性がUPしたり眼精疲労を軽減させたりする効果のことです。
全体をフリーアドレス式にして自由にコミュニケーションを深められるレイアウトにしつつ、デスクや窓際に観葉植物を配置することでデザインのアクセントにもなります。フリーアドレス式は、オフィス全体の統一感がなくなることやざわつきが気になる人もいるようですが、応接スペースとのパーテーションとして背の高い観葉植物を並べることで来客が来ても安心。コミュニケーションを活発にとりたいチーム作業をする部署で取り入れてみてはいかがでしょうか。
パーティション
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個人作業を優先したい、「集中」する空間がコンセプトなら、個別ブースになるパーテーション設置がおすすめ。デスクを仕切るパーテーションには、完全に目線をさえぎる背の高いタイプもあるのでオフィスの集中空間をつくる際にはもってこいです。さらに、従業員同士が背を向けたレイアウトにすることで、業務中は個人の作業に没頭し、打ち合わせの必要があるときには後ろを振り返ることですぐに会話をすることができます。
ときには仲間と雑談してリラックスできるよう、休憩用のリフレッシュスペースを用意してみるのもいいかもしれません。
ベーシックなオフィスデスク
コンセプトは「遊び」ポップに楽しめるオフィスレイアウト
おもちゃメーカーや広告、アパレルブランドなどの企業でも取り入れているのが「遊び」をコンセプトにしたポップデザインのオフィスレイアウト。デスクを円型テーブルにしたり、椅子をポップカラーの丸椅子にしたりすることで、気軽に楽しい空間に模様替えすることができます。キャビネットをカラフルにするだけでもオフィス全体の雰囲気がガラっと変わるのでおすすめです。
自社製品のブランディングが目的なら、応接室にポップカラーな小物を配置しておいても効果的。オフィスを楽しめる遊び空間にすることで、毎日出社することが楽しみになりますよね。実際に遊べるよう、子育てママのための託児所ルームを取り入れる企業もあるようです。
北欧スタイル2.5人掛けソファ
コンセプトは「自由」クリエイティブを活かそう
最近では、IT系のスタートアップやベンチャー企業を中心に、田舎の古民家にオフィスを移転したり海岸沿いのテラスつきマンションにオフィスを構えたりと、自由空間で働くことをコンセプトにしている企業も増えています。開放感のある自由空間の良さを発揮するなら、ガラス張りのミーティングルームや作業ルームはいかがでしょう。常にオープンな空間を再現することで、従業員同士の精神衛生も保たれます。
また、作業デスクを景色の良い窓際沿いに設置するなど、立地のメリットを利用したレイアウトも検討してみてください。そんな自由で解放された空間だからこそ、クリエイティブな仕事がはかどりそうですよね。
フリーシェルフ
事業のコンセプトをオフィスで共有
オフィスのレイアウトを事業コンセプトに近づけることは、その場で働く従業員全員がコンセプトを共通認識化するために有効的です。会社の規模に関わらず、日々をともにする仲間が同じ方向を向いて仕事をすることは大切。オフィスの環境を変化させることで、従業員の気持ちをひとつにできるといいですよね。
少しの工夫から仕事の生産性に直結することも。まずはちょっとしたアイテムから取り入れてみてください。