居住中に売却活動!「在宅ホームステージング」のすすめ
居住中の家を売りに出す、または親から相続した家を売りに出すというケースが増えてきています。何も対策をせずに売りに出すだけではその家の本来の価値で評価されない可能性があります。ましてや現在も居住中で生活感たっぷりな部屋なら想定以下の査定額になる可能性だってあるのです。
では、そんな居住中の既存住宅において知っておきたいポイントをチェックしてみましょう。
その1 清潔で大切に住んでいるイメージを作る
ホテルへ行って部屋に入った際、前の人の使用感が残っていたらとても嫌な気持ちになりますよね。清潔なイメージは家を売る際に押さえておきたい心地の良い空間を作りを出すためのファーストステップです。
しかし、在宅中の物件をホームステージングするのは空室のステージングとは違うアプローチも大切になります。きちんと整頓された雑貨や掃除の行き届いた部屋にバランスよくカラーコーディネートをされた家具や間接照明などで見せたいところにフォーカルポイントを置くことで「大切に使われてきたんだな」と内見者にアピールすることもできます。
その2 家財を仕分けし、移動やカバーリングする
点在して置かれた小物類(カレンダーや健康グッズなど)など、客観的に見てマイナスイメージになりそうな物は内覧されない別部屋に移動したり、使い古されたソファーなど移動が難しい物は部屋の雰囲気にあった布などでカバーリングするといったテクニックを使います。
売主の愛着ある家具を生かすホームステージングをすることで双方にとって気持ちの良いホームステージングをします。
引き算(余計な物は目隠し・移動)と足し算(カバーリングやエレメンツの配置)をすることで部屋の印象は大きく変わります。
相続した家においても遺品整理などと並行しながら断捨離や掃除をし、値打ちのある物や部屋の雰囲気を引き立てる物ならばあえて残し配置し直すのもいいでしょう。
その3 家具を整え、見せる演出をする
家具を整え小物で魅力的な演出をすることで、居住中の物件ならではのセールスポイントや強みを売ることができます。ホームステージングの依頼先によっては、家具のレンタルや一時家財預かり、居住中に小物などの使用も可能など様々なサービスがありますので相談をしながら自分にあったホームステージングを計画しましょう。
清潔感&整理整頓が大事!おもてなしの心も忘れずに
弊社のホームステージングでは生活品はすべて収納し、装飾小物などを配置演出していきます。ソファやダイニングテーブルセットなどの大型の家具はお客様の物を使用する場合が多いです。
キッチン、お風呂などの水廻りの演出や照明の調節をし、部屋を明るく清潔な印象に整えていきます。
また、エントランスのステージングも大変重要で、開けた瞬間に家庭のニオイがしないように気を付ける必要があります。キッチンでは内見の方へコーヒーを準備されるとベストです。おもてなしにもなりますし、お部屋のニオイの消臭にもなります。