ホームステージングでのトラブルとその対策
在宅ホームステージング編
在宅ホームステージングを行う際に実際におこってしまったトラブルを紹介します。
トラブルを未然に防ぎ円滑なホームステージングを進めるための解決策もまとめました。
【ケース1】ホームステージング業者の家具と売り主側の私物が混合し後々の仕分けで迷ってしまった。
解決策:ホームステージング前の写真を撮っておく。ホームステージング業者側が搬入品に印などをしていれば防げるトラブルとはいえ在宅ホームステージングは販売期間中に売主の私物と混ざる事も予想されるため搬入家具の写真を撮ったり目立たないところに記名をしておくのが有効です。
【ケース2】搬入の際に業者が壁紙や床を傷つけてしまった。売主の私物を破損してしまった。
在宅中でのホームステージングでありがちなのが、搬入した商品を売主が汚してしまったというケースもあります。
解決策:打ち合わせの段階でホームステージング業者が保険に加入しているか確認しましょう。
また、養生やカバーリングの徹底も業者へお願いしておくと良いでしょう。
【ケース3】事前の防災センターへの連絡を怠っていたため専用搬入エレベーターを利用できなかった。
解決策:タワーマンション等に多い防災センターへの事前連絡は売主かホームステージング業者かどちらが連絡するのかを打ち合わせの段階で確認しておきましょう。
【ケース4】破棄にまつわるトラブルでは書面にて破棄する物の書面を交わしているにもかかわらず、「やっぱり戻して欲しい」と言われた。
解決策:お客様に破棄するものを見てもらい、書面を取り交わすことをすることで防げます。トラブル防止のためには保管するもの、廃棄するものとシールを貼ったり、バーコード管理をするなどの予防策をする必要があります。
分譲編
【ケース1】照明がつかない、家具の組み立てに不備を見つけた。
解決策:搬入後は立ち合いをするのがベストです。照明や家具は保証期間があるものが大多数です。ただ、不備の発見をして業者に確認した時にはすでに保証期間を過ぎていた。なんてこともありますので早めに現地確認をしましょう。
【ケース2】搬入の際に壁紙や床を傷つけた
解決策:打ち合わせの段階でホームステージング業者が保険に加入しているかを確認しましょう。また、事前の養生やカバーリングをしっかり行ってもらうようにしましょう。
【ケース3】近隣の方への事前の挨拶ができておらず搬入や組み立ての際に迷惑をかけた
解決策:搬入日時や大掛かりな組み立て作業などのスケージュールを事前打ち合わせし、お知らせを行うようにお願いしておくのがおすすめです。
まとめ
ホームステージング業者が実際に着手する前に事前の確認事項のすり合わせや、立会いでの目視確認、撮影等をきちんと行っておけば未然に防げるトラブルが多いことがわかります。
業者さんにとっても売主様にとってもスムーズに気持ちよくホームステージングを行っていただける様に日頃からホームステージング業者との良好な関係を作っておくのも大切です。