ホームステージング | キッチン、トイレ、バスルームなどの水廻りはどうする?
内見で特に購入希望者が不安に思う箇所が「水回り」と言われています。
関心度が高い分、逆にここがうまくステージングされていると決定率も上がります。
キッチン、トレイ、バスルームは極力使用感が出ないようにエレガントなホテルやスパをイメージしたシンプルな演出を心がけ、マイナスなイメージを払拭する工夫が必要になります。
また一方で機能面にも厳しいチェックが入るスペースなので、設備が引き立つ工夫が求められます。ごちゃごちゃっとチープな雑貨をおいてしまうとせっかくの設備に目がいかないどころかマイナスイメージを与えてしまいかねません。また、空間を埋めるためにグリーンだらけにするのもNGです。
バスルーム・洗面所
バスルームと洗面所は一つのグループとして捉え、アイテムや色合いをグルーピングすると効果的です。
※グルーピングとは
「組分けをすること」ホームステージングでのグルーピングでは色でわけたり、カテゴリーでわけたりしてアイテムがちぐはぐだったり、色が混在し散らかったイメージを防ぐ目的や、統一感を持たせるための手法です。
日常を感じる普段使いのシャンプーや歯ブラシなどのアメニティーは置かないのが基本です。
清潔で上質なナチュラルカラーや白色のタオルをかけ、ソープキャンドルやスパアクセサリーグリーンなどを飾ることでエレガントなバスルームになります。
また、狭い空間のバスルームや洗面所などには棚などの造作がある場合も多く、サイズを書いたカードなどを置いてあると便利です。
トイレ
トイレでは壁を有効に使いアートやポスターで、狭い空間でも心地の良い場所にできるのが理想です。
アクセントクロスが多い場所でもありますのでホームステージング会社に依頼する場合はあらかじめ現地確認や写真などで伝えておくとクロスに合わせた統一感あるステージングになります。
キッチン
「キッチン」はキッチンカウンターやダイニングテーブルなどにものが多いと狭く見えるため、シンプルなグルーピングを心がけます。
キッチンとリビングダイニングが一つの空間にある場合、リビングのトーンに合わせると統一感がでて落ち着きます。
また設備のカタログやクリアファイル等を置かれているハウスメーカー様も多い場所です。そういった備品もキレイに見えるようにセッティングすることも大事です。
ティスプレー効果
例えば、大振りなお皿に綺麗な色の食品サンプルを飾ることでリッチでハイセンスな印象を与えます。また洋書のレシピ本などをさりげなく置くのも簡単でおしゃれな演出です。カトラリーなども木製のナチュラルでシンプルなものは無機質な素材とも合うのでおすすめです。
まとめ
多少設備が乏しい場合でも高見えする質の良いエレメントを取り入れることでワンランクアップした印象を与えることもできます。※間違っても100均で揃えたものを沢山おいたりしてはいけません×
清潔感と統一感を意識しグルーピングしたコーディネートが鍵になります。