フリーアドレスのメリットデメリットとは
フリーアドレスの導入を検討した事はありますか?
フリーアドレスは1987年社内のスペースを効率よく利用しする事によってコスト削減を図るために清水建設技術研究所によって考案されました。決まった席を作らずその日の気分で自由な席について仕事をするというワークスタイルで、考案された当初はオフィススペース改善という目的でしたが、現在では働き方改革に伴うワークスタイルに合わせた働き方や、周囲のコミュニケーションを図るという目的として活用されているのです。
フリーアドレスのメリットとは?
スペースを有効活用できる
フリーアドレス化をするとスペースを非常に有効活用でき、小さなスペースでも固定席の場合より多くの人が働くことができます。例えば日中はほとんど外回りをしている人の席の確保の必要も無くなりますし、自由な時間に自由な席でミーティングをすることができるので会議室の数も減らすことができるのです。
コミュニケーションの活性化
席を自由に座ることができるので、部署や役職に関係なく様々な人とコミュニケーションを図ることができます。
またその時に遂行しているプロジェクトなどがあった場合は、そのプロジェクト期間はチームでまとまって席に座りミーティングをしながら仕事をするということも可能となるのです。
整理整頓が行き届く
固定のデスクだと、明日もここで仕事をするんだから。。。と今日の業務に使った資料などを山積みにしたまま帰宅、なんてこともしばしばありますよね。その点フリーアドレスを導入するとその日のうちに必ず資料を一旦片付けて次の日にのぞむので、机の上が散乱することなく常に綺麗な状態をキープすることができるのです。
フリーアドレスの課題
結局席が固定してしまう
フリーアドレスにより席の自由化を図ると、どうしても上司や同僚との人間関係から、ついつい同じような席に座ってしまい、結局席が固定化してまうということが考えられます。この事により仲のいいメンバーが常に集まり、疎外感を感じてしまう社員も出てきてしまう可能性も考えられます。そういった事を未然に防ぐために現在、座席抽選サービスや座席割り当てサービスの商品開発が行われ、関心を集めています。
業務に集中できない人も
フリーアドレスによるコミュニケーションの活性化により、逆に業務に集中できないというケースも出てきているようです。その対策として、業務に集中するための「集中スペース」を設けている会社も増えてきているようです。
メリットデメリットを知って自分にあったオフィス環境を
多くのメリットがあるフリーアドレスですが、もちろんデメリットがゼロというわけではありません。
きちんとデメリットも知った上で自分の働き方にあったオフィス環境を選び、より良い環境で仕事をしてみてはいかがでしょうか?