オフィス移転時がチャンス!?使用電力量と有効な節電方法
オフィス移転は現在の電気料金をぐんと抑える良いチャンスです。
平均的なオフィスの使用電力量
一般的なオフィスビルに入っているオフィステナントの、年間平均電気量は1か月あたり35.9kW/坪という調査結果があります(2017年調べ)。
*この数字にはオフィスビルの共用部分であるエレベーターの電気使用量や、ホールの照明機器電気使用量は含まれていません。また店舗や電気室など、事務所以外の用途のテナントは対象にしていません。
オフィスで使う主な電力は?
照明機器
オフィスで使用する照明器具は、朝から晩まで点いています。使用本数も多いので確実に使用電力量を上げています。
照明機器の電力量を下げるには
オフィス移転をきっかけに、室内照明をLEDに替える方法があります。
例として40W型の蛍光灯と、同等型のLED灯を比較してみましょう。1日16時間使用したときの電力量(1本当り)は以下の通り
白熱灯40W型 | 同等型のLED灯 | |
---|---|---|
1日/(16時間) | 672W | 320W |
1ヶ月(30日) | 20.16kW | 9.6kW |
LEDは同等の明るさでも、電気の使用量は半分以下になります。
CO2の排出量も半分以下に抑えられるそうですので、電気代のみならず先進的な企業の試みとしても、意義は大きいでしょう。
OA、IT機器
コピーの複合機や、数多く導入しているパソコンもつけっぱなしにしていることが多いですね。
OA、IT機器の電力量を下げるには
複合機でコピー動作時の消費電力は1400W~1500W以下というモデルが多いようですが、これを使用していないときには「節電モード」に切り替わるよう設定しておくと、消費電力は65Wまで下がります。
「スリープモード」という設定がある複合機ならば更に消費電力を20W以下まで下げることができます。
PCも離席の際にはスリープモード、90分以上使用しない場合にはシャットダウンすると、大幅に電力量を下げることができます。
エアコン
特に夏場はエアコンをフル回転しているオフィスも多いでしょう。
オフィスで使用するエアコンは低圧動力のものが多く、3馬力ほどの大きさが平均です。
エアコンの電力量を下げるには
エアコンの寿命は案外短く、8年~15年ほどです。
これ以上長く使うと、電気ばかりかかっても全然冷えないということになります。
実際10年以上使ったエアコンと、最新の省エネ型エアコンでは年間の電気料金が70,000~100,000円ほど違ってくるケースが多いです。
オフィス移転の際にはエアコンも照明器具も省エネスタイルに替えるチャンスです。
■参照