地域が変わると分別も変わる。ゴミの分別に気を付けよう
ゴミの分別を知らないとご近所さんとのトラブルの元!?
個人の引越でも、オフィスの引越でも、ご近所さんとトラブルのないように済ませたいものです。
しかし市町村が変わればルールが変わる「ゴミの分別問題」。ご近所さんに嫌われないよう、予め市区町村のホームページや不動産業者からの情報を得ておきましょう。
そもそも何故ゴミの分別は地域ごとに違うの?
市区町村の自治体ごとに「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」があります。この法律に基づいて地域の実情に応じて、一番適切な廃棄物処理計画を定めているために、ゴミ出しのルールも各市町村ごとに違うのです。
では地域の「実情」とは何でしょうか?
これは「人口」と、「地域の焼却炉設備」を指しています。人口が多い都市部ではごみの量も多くなります。分別して出されたごみを自治体の職員や委託された業者などが回収し、リサイクルや処理をするのが大変という理由があります。そのために分別は大まかになっている傾向があります。
焼却設備が最新式のもので高温処理が可能で有害なガスが発生しないこと、焼却時の熱をエネルギーとして発電に利用できる場合にも、ゴミの分別が緩やかなルールになっています。
分別だけじゃない!?ゴミに関するトラブル
地域によってゴミ袋は指定の物を買う場合や、ステッカーを買う場合などがあります。
更にゴミ出しをする時間帯にもルールがあったり、輪番で掃除当番を任されるケースもありますので、近隣の方とのコミュニケーションが大切ですね。
意識高い系(ゴミルールが厳し目)の地域事例
「ゴミ分別のルールが厳しい!」という地域の実例をご紹介しましょう。
【神奈川県横浜市】
買ったもの | 貰いものなど(購入以外) | |
液体洗剤のボトル | 可燃ゴミ | プラスチックゴミ |
ティッシュ | プラスチックゴミ | 可燃ごみ |
買ったものか貰ったものかでゴミの分別が変わるなんて、難し過ぎますね。余りにも細かいので、資源循環局がゴミ分別アプリを出しているほどです。
先ほどの「人口が多いほどゴミの分別ルールは大まか」と相反する例ですが、横浜市の場合は「リサイクルに大変なエネルギーを注いでいるから」ということです。
知ってますか?産業廃棄物と一般廃棄物
ひとくちにゴミと言っても、素材も大きさも処分方法の違いもあります。
産業廃棄物とは?
「産業廃棄物」というのは、企業が製品を作ったり販売する過程で排出される、さまざまなゴミの総称です。種類が限られており20品目となります。
一般廃棄物とは?
「一般廃棄物」というのは、「産業廃棄物」に定められているもの以外の廃棄物の総称をいいます。
一般廃棄物は「家庭廃棄物」、「事業系一般廃棄物」に分かれます。
家庭廃棄物
一般家庭の日常生活によって出るゴミを「家庭廃棄物」と呼びます。
皆さんも良くご存知の可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみですね。
事業系一般廃棄物
事業活動によって出た廃棄物のうち、「産業廃棄物以外のゴミ」を「事業系一般廃棄物」と呼びます。
生ごみや紙くずなどです。
自治体によっては、よほど大量でなければ、シュレッダーをかけた紙ごみなどを一般廃棄物として廃棄できることもありますが、基本的には民間企業へ処理を委託することが原則です。
前後の記事
- 前の記事
- 新オフィス!仕事の効率が上がる最適レイアウトのコツ
- 次の記事
- 福岡オフィスの家賃相場