医師が選ぶ姿勢の良くなる椅子
普段、何気なく使用している椅子ですが、これが健康面に大きな影響を与えていることをご存知でしょうか。椅子の形状により姿勢が崩れ、肩こりや腰痛の原因となるほか、呼吸が浅くなることで脳への酸素供給量が減少し、集中力が低下したりします。血行低下により自律神経が乱れるなどの症状が現れることもあります。このようなことを引き起こさないためにも、椅子の選びは大切なことなのです。ここでは、医師が選ぶ姿勢の良くなる椅子をご紹介しましょう。
体圧分散
医師が選ぶ姿勢の良くなる椅子「体圧分散」は、座面のことです。簡単に言えば、座面と臀部の触れる面積を大きくすることで、局所的に体重がかかることを防ぐ意味があります。しかし、この時に大切なのは、座面を柔らかくしすぎないことです。柔らかい座面では、骨盤が倒れてしまい姿勢が崩れる原因となります。
背骨のS字カーブ保持
医師が選ぶ姿勢の良くなる椅子「背骨のS字カーブ保持」については、立っている時の背骨の形状を参考にします。人の背骨は首からお尻にかけて大きなS字上になっています。これがアーチ状になると姿勢が崩れていると言われます。この背骨のS字カーブを保持するためには、椅子の背もたれでしっかりとS字を保持するようになっていることが大切です。
肘掛
医師が選ぶ姿勢の良くなる椅子「肘掛」、意外かもしれませんが肘掛がない椅子では姿勢が崩れやすいのです。人の腕は片腕でビール瓶2本分あると言われています。その腕を置く場所があることで、肩や首への負担を減らすことができます。おまけのような存在ですが、実は重要な役割を担っているのが肘掛なのです。
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