デザイナーズ家具の代名詞であるル・コルビジェ。応接室や社長室にマッチするコルビジェLC2ソファ
応接室や社長室などに置かれていて存在感を放つソファと言えば、コルビジェのソファです。多くの人からVIPルームに置きたい!と言われるコルビジェのソファについて見ていきましょう。
社長室の定義や役割について考えたことはありますか?
「社長室」という言葉には2つの捉え方があります。1つは「会社の長がいる部屋」であり、もう1つは「会社の長の仕事を補佐する部署」です。いずれにしても会社の方向性を定めたり、経営上必要な面会・会議をしたり、指揮を執ったりしています。
社長室を使うのはどのような人たちでしょうか?
社長にとって居心地の良い部屋であることは良いことですが、
- 社内のメンバー(主に従業員)
- 社外から訪れるお客様
という2方向からの視点に気を配ることはとても重要です。
まずはじめに「従業員」にとっての社長室はどんな存在でしょうか?
従業員にとって社長室は特別な場所かもしれません。社長室でなされる話し合いは、「他の従業員に聞かれたくない話」であったり、「ついつい後回しにしがちな込み入った話」の場合もあります。社長室が独立した空間であれば、社内でのコミュニケーションの質を高めることができるかもしれません。
続いて、社外からのお客様から目線で検討してみましょう。
来訪されるお客様が多い場合、対外的な見せ方も考えなければなりません。来客にとっての社長室はその会社の「顔」となる、それほど強い印象を伴うことでしょう。社長室でお客様と打ち合わせをする機会が多いようであれば、応接室としての機能性や心遣いも必要となります。
また、オープンスペースに社長室がある場合、空間を切り分けてデザインすると対外的なイメージの向上を図ることにもつながるでしょう。動線を機能的にプランニングすると、お客様と落ち着いた雰囲気で情報交換できますし、お茶など提供する場合にも負担が少ないことでしょう。
お客様をおもてなしする応接室の役割とは?
応接室は会社だけでなく、公共施設や学校などにもありますね。一般のご家庭にも応接間があるかもしれません。応接室はその名の通り、お客様の対応をするための部屋で、通常来客の便利のため玄関近くに配されています。
企業における応接室は、来客にとってその会社のイメージとして記憶されることも多く、信頼関係を築いたり、打ち解けた会話をする際の鍵ともなってきます。このため、居心地の良さや品格・センス、気遣いなど企業のアピールポイントをダイレクトに伝える絶好の表現スペースなのです。
応接室に通されたご自身を想像してみてください。何に座っていますか?
ソファをイメージされた方はきっと少なくないことでしょう。これまで応接室といえばソファスタイルが一般的でしたが、最近では新たな応接の空間として、ソファではなくチェアに座る、会議室タイプの応接室を作る企業も多くなっています。
その理由は「チェアとテーブルの方がメモが書きやすい」こと、そして「姿勢が反り返らない(座りやすく、立ち上がりやすい)」ことにあります。
逆にいえばメモなどが取りやすく、姿勢が反り返らない(座りやすく、立ち上がりやすい)テーブルと腰掛が望まれているともいえるでしょう。
デザイン性が高くて応接室にもピッタリ!コルビジェのソファ
応接室のインテリアにおいて中心的存在となり、企業のイメージともなり得る設えにお勧めなのがコルビジェのソファです。シンプルながらクールなキューブ型のソファを、どなたも一度は目にしたことがあるかもしれません。
1928年に発表されたコルビジェの代表作は、ニューヨーク近代美術館の永久保存版にもなっている伝説のソファとも言われます。その名作が時代を超えて完全復刻。パイプフレームに革をはめ込んだシンプルなデザインは、座った人を虜にする快適さがあるとして世界中で愛されています。
シャープな中にも温かさ・柔らかさ、品の良さと出しゃばらないスマートさを持ち合わせたデザインは、応接室を数段見栄え良くセンス良く飾ってくれること間違いなしです。色は白と黒があるので、あらゆる壁材や床材との相性もばっちりですね。
ル・コルビジェというデザイナーについて
ル・コルビジェは、中世以降の「石とレンガで構成されていた西洋建築」に革命的な発想をもたらした建築家です。そのデザインは、前衛的で革新的と言われ、上野の国立西洋美術館も彼の作品となっています。
20世紀を代表するコルビジェは、近代建築の礎を築いた一人です。
建築の合理性と機能性を重視し「近代建築の5原則」を提唱した彼は、新しい技術を活かした明るく清潔な住空間を創造しました。
コルビジェの才能は建築に留まらず、家具にも及びます。代表作であるLC2・LC3は家具の歴史を塗り替え、水平・直角・垂直をモチーフとした清潔感溢れる作品となっています。単純な構成で快適さを求めたコルビジェの家具は、GRANDCONFORT(大いなる快適)と呼ばれ、時代を超えて愛され続けてきました。
デザイン性だけじゃない実用性も高いコルビジェのソファ
建築、家具、絵画など多彩な顔を見せるコルビジェは、「モジュロール」と呼ばれる人体工学においてもその才能を発揮します。モジュロールとは、人体の寸法に基づいた計算方法で「いかに自然に、安定した快適さが得られるか」を数値化したものです。
コルビジェの完成させた美しい比率尺度は、建築にも家具にも取り入れられました。コルビジェの作るデザイン性の高いソファは、デザイン性だけでなくその実用性も高く、腰に負担が少ない快適な座り心地にも定評があります。
この快適な座り心地も、人体工学に基づいたモジュロールの為せる業なのです。このコルビジェソファは、リパブリック家具・ジェネリック家具として、素材を変えることでデザイン性、座り心地はそのままに価格帯を広げることに成功しています。
本革製
上質なソファをお求めの方には総本革をお勧めします。しっとりとなじむ滑らかな触り心地は本革ならではの質感で、光沢も良く、社長室や応接室を重厚な品の良さにまとめ上げてくれるでしょう。
合皮製
実用性を求めるのならばPU(ポリウレタン製)のソファもお勧めです。塩化ビニルとは違い、耐久性が高く太陽光などでレザーの表面が剥離する心配がありません。手触りも柔らかいPUは手入れも簡単な上、ソフトレザーと呼ばれるほどに美しい質感です。本革製、合皮製、いずれもフレームはステンレスですから磨けばいつでもピカピカになり、くすむことがありません。
社長室、応接室、エントランスなど、大切なお客様を招き入れる場所には相応しい家具を選んでくださいね。