伝統的な技法を用いた作品を作った、ヘーリット・トーマス・リートフェルトというデザイナーについて
ヘーリット・トーマス・リートフェルトの来歴
オランダを代表する建築家であるヘーリット・トーマス・リートフェルトは、1888年ユトレヒトに生まれました。家具職人である父の元で修行し「だぼ継ぎ」「ほぞ継ぎ」など伝統的な技法を用いた家具を制作しました。1911年に独立し、1918年にはモンドリアンらとともに芸術運動デ・ステイルに参加しました。
ヘーリット・トーマス・リートフェルトの代表作は?
ヘーリット・トーマス・リートフェルトの代表作は、デ・ステイル建築を代表する作品であるシュレーダー邸で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。ジェネリック家具としては、1918年にデザインされたレッドアンドブルーチェアがあります。本人は「美しく空間的なデザインが直線的な材料と機械によって創り出せるという証明」という言葉を残しています。
ヘーリット・トーマス・リートフェルトの作品を気に言っていた有名人。
ヘーリット・トーマス・リートフェルトは、金属部品は使わずチェリー材のみで組み継ぎで組みあげられたジグザグのフォルムが特徴であるZIGZAGを1934年に発表しました。また、丸と四角というシンプルな組み合わせでデザインされているテーブルシュローダー1が有名です。リートフェルトを敬愛していた有名人には、ADOの玩具シリーズを手がけたデザイナーのコー・フェルズーがいます。