自宅兼事務所での空間設計術
テレワーキング、ノマドワーカーなど、インターネットとパソコンがあればどこでも働けるという考え方が広がって、起業する際のハードルが下がってきた昨今です。
開業資金を軽くするために自宅をオフィスにしようとお考えの方も多いでしょう。
時間と場所に縛られず、自由なワークスタイルで働くためには、どのようなオフィス作りをしたらいいのでしょうか?
使いやすさを追求
窓向きに大きなデスク
隣の人を気にしなくても良いのですから、作業しやすいような大きなデスクがあると良いでしょう。
出来れば窓向きに配置すると、PCモニターから窓の外を見ることで目の疲れが癒されます。
昼間のうちは室内への採光も見込めます。直射日光がきつければ、ブラインドなどを上手に使い、視界は妨げずに日差しだけを避けるようにします。
本棚や収納
立ち上がって移動しなくても届く範囲の所に収納スペースがあると、作業の中断が少なくて済みます。
手を伸ばした距離感でキャビネットや本棚が置けない場合には、キャスター式のワゴンやサイドテーブルも大変便利です。
デスクのライト
壁や窓に向かってデスクを設置すると、どうしても室内照明が背中側に来ますので手元が暗くなりがちです。
デスクに目に優しいライトを設置すれば、作業効率も高まります。
他者への配慮
必ずしも一人住まいではないでしょう。ご家族や、ご近所さんへの配慮も必要です。
デッドスペースの活用
同居している家族がいるのに自分のワーキングスペースで占領してしまうのはいただけません。
家族と過ごすダイニングやリビングの「一角」を利用する時には、デッドスペースとなっているところを見つけましょう。
一軒家の場合には、階段下のスペースなど生活には使いにくいスペースがあるかも知れません。そういった空間を活かして自分だけのデスクを置くのも良いでしょう。
床材への工夫
普段使用するチェアやワゴンが、動かすたびにゴロゴロうるさいと、家族だけでなく近隣の住民にも迷惑です。
カーペットを敷いたり、緩衝材の設置を考えましょう。
音の問題だけでなく、床がキャスターで傷むのも防ぐことができますよ。
ホームオフィスのデメリットをカバー
憧れの起業でホームオフィスを作り、いざ始めてみると「気が散って仕事にならない」という問題が起こることもあります。
仕事とプライベートの切り替え
自分の作業スペースの周りには、生活感を排除したレイアウトを心がけましょう。
どうしても視界に入るものがある時には、パーテーションやカーテンで仕切りをし、集中できるホームオフィスにしましょう。