照明作りに生きた、ジノ・サルファッティというデザイナーについて
ジノ・サルファッティの来歴
ジノ・サルファッティは、1912年にイタリアのベニスで生まれたプロダクトデザイナーです。ジェノバ大学でデザインを学んでいましたが、情勢悪化により中退しました。1939年から近代建築ムーブメントの指標となるArteluce社を立ち上げ照明デザインを始めます。400を越える照明をデザインし、最も歴史と権威がある国際的なデザイン賞コンパッソドーロを2年連続で受賞しました。
ジノ・サルファッティの代表作
照明デザインに力を注いだジノ・サルファッティ。代表作は、1958年に発表され、近代照明デザインの名作となった30バルブランプ、30バルブランプよりもエレガントな印象の50バルブランプがあります。シャンデリアを模して造られたこれらの照明は、現代も多くの人に愛され、ジェネリック家具が販売されています。
ジノ・サルファッティが遺した、人気のModelシリーズ
ジノ・サルファッティのデザインは数多くありますが、特にModel シリーズのランプが有名です。アルミ製のスリムな支柱の先から間接光が放たれるフロアランプのModel 1095や、光がディフューザーに反射することで柔らかい光を放つ、テーブルランプであるModel 548などがあります。シンプルモダンなデザインで、自宅でもオフィスでも取り入れやすいシリーズです。