今どきのオフィススタイル~トレンドを探る~
テレビでも雑誌でも、今流行りのオフィスが紹介されたりレポートなどを見ると「他の人はどんなオフィスで働いているんだろう?」と、つい気になってしまいますよね。
オフィスに関する検索キーワードでもオフィスデザインが上位に来るほど「働き方」や「オフィス環境」に対する意識が高まっているのでしょう。
オフィスのトレンド
では早速、気になる「今風オフィス」の注目点をご紹介しましょう。
フレキシブルなフリースペースにたくさんの可能性が
作業スペースでもあり、打合せにも使え、来客にも利用できる多目的なスペースです。
今風に取り入れるなら、オフィスのエントランスに近い位置にゾーニングすることが多いです。
全体に統一感を持たせながらも、スペースごとにダイニングテーブルやカフェスタイルの丸テーブル、ソファセットや長椅子などを配置します。
こうすることで定員数やシチュエーションが異なる用途に対応できるのです。
時にはグループワーク、時には一人で黙々と作業、そして別の時には来客と一緒に小セミナーなどにも便利でしょう。
エントランスの次に見せる、企業の「内側の顔」として重要な存在というポジションですね。
意外にもスケルトンタイプの天井は人気
空調自体やその配管を、そのまま見せたスタイルのスケルトン天井はカフェなどでよく見かけます。
通常オフィスの作りはスケルトン状態を化粧板で覆っていることが多いので、むき出しの天井は珍しいかもしれません。
カフェ風の天井を取り入れただけでお洒落になるばかりか、化粧板が無いことにより天井高が50cm~1mほども高くなるので閉塞感もなくなります。
ただしビルの構造によっては建築基準法や消防法で制限されることもありますので、取り入れる場合には、適応できるか予め調べておく必要があります。
みんな大好き社内のカフェエリア
一昔前の給湯室とはずいぶん様相が変わりました。
フリースペースの一角やリフレッシュスペースなどに、ドリンクサーバーやウォーターサーバー、オフィス菓子などのコーナーを設置したものです。
最近ではカプセル型のコーヒー/ティーマシーンなどがありますから、美味しいドリンクでホッと一息、更にゴミも少なくて嬉しいですね。
続々と導入されるベンチシート
ファミリーレストランのようなベンチ型のシートとテーブルのセットが人気を集めています。
その中でも特に流行っているのはコの字型シートでしょう。
テーブルの三方向をコの字型で囲んだベンチシートのユニットは、それぞれが程よく距離感を保てるので、プロジェクトの共同作業やミーティングにも使いやすいのです。
更にコの字型シートは、話し相手と真正面から対峙するのではなく、横並びで会話をするという気軽さも人気のひとつでしょう。
オフィスのトレンドをいくつかご紹介しましたが、これらを導入する際には企業の風土や、働き方のニーズにあわせて「働きやすさ」を追求してください。