こんなハズじゃなかった。。。オフィスデザインの失敗例
オフィスを移転する際にコストを抑えるため、内装やデザインを自分たちで手掛けたいという話を時々耳にします。しかし空間デザインの知識がないまま実施してしまうと、大変な失敗に繋がることがあります。
オフィスデザインの失敗事例
「オフィス移転のコンセプトは固まった!コスト削減のため自分たちでやってみよう!」と気合が十分なのは良いのですが、コスト削減にならないばかりか、却って使いにくいオフィスになってしまっては目も当てられません。
以下は実際にありがちな手痛い失敗例です。
家具が通らない!!
「床も壁もバッチリ。さあ家具を運び込もう」という段階まで来て、家具がエレベーターに乗らない!オフィスは高層階で、当然階段でも幅が合わない!
こんなこと、本当にあるんです。
エレベーターには乗せられても、ドアから入らない、角を曲がれない。。。などなど、窓から運び込むとなると吊り上げるクレーンが必要になりますから、費用が大変です。
動線が不便すぎ、動線が危険すぎ
動線の設計ミスもありがちです。例えば動線としての通路が狭すぎる、袋小路で何度も行ったり来たりしなければならない、ドアとドアが近くて出合い頭に人がぶつかりやすい、などです。動線が効率的、かつ安全に設計されていないと怪我をする危険性や、災害時に避難できなくなってしまいますから、実はとても怖いことです。
林立するパーテーションでエアコンが効かない
「業務に集中できるよう、細かくパーテーションで仕切ろう!」というアイデアは良いのですが、実際にパーテーションを組んだらエアコンの風が全く届かない場所ができてしまい、業務に集中するどころではなくなってしまいます。エアコンだけでなく、パーテーションは使い方を間違えると、照明の光も届かない場所ができてしまいますので難しいのです。
窓を大きな家具で塞いでしまった
以前のオフィスが手狭になり、「移転先には収納場所を増やそう!」と勢い込んでキャビネットや本棚などの導入が多すぎると、壁も窓も塞がれてしまいます。自然光が上手く取り込めないと、部屋の明るさは照明器具で確保できても、時間の感覚が失われると同時に、閉塞感で息が詰まります。
実際にあった失敗例をご紹介しました。
作業効率が良く、従業員のモチベーションも上がるオフィスを、出来るだけコストを抑えて作りたいのであれば、やはりプロに相談した方が結果として成功するでしょう。