意外と知らない?オフィスのパーテーションがもたらす効果とは
仕事中の周囲の視線や会話は、集中力を妨害し作業効率を悪くしてしまうことがありますよね。外部起因の音や視線による妨げはオフィスの工夫ひとつで防ぐことが可能です。仕事の生産性を下げてしまう前に、まずはレイアウトを見直してみませんか。
オフィス内のちょっとした工夫で社員一人ひとりの集中力が保つことができれば、全体の生産性向上も期待できます。
その方法のひとつとして、パーテーションを取り入れることはおすすめ。今回はパーテーションで仕切ることにより得られる効果、さまざまなパーテーションのあり方をご紹介。 オフィスにパーテーションを設置しようかお悩み中の方、必見です。
オフィスの間仕切りがないことは、社員の不満を生み生産性を下げるとまでいわれるほどの悪影響を与えます。職場環境のストレスの多くは、プライバシー空間がないことや、仕事の気が散ることなどから来ているからです。パーテーションのないオープンなオフィスは、社内交流の活性化をもたらす一方、作業の生産性は悪くなってしまいます。
ある程度の社員数がいる会社では、TPOに合わせたオフィスレイアウトが重要になってくるということです。パーテーションでオフィスの空間を仕切ることで、
- 視線を感じることによるストレス
- 周囲の会話による集中力妨げ
- セキュリティー情報の流出
などを回避し、生産性を向上できるとされています。 また、狭いフロア内で作業スペースと応接スペースを用意しなければならない、というときにもパーテーションは有効です。可動式のパーテーションを使えば、フロアを分けず簡単にスペースを確保することができるのです。
仕切り方ひとつで変わるシーン別パーテーション
パーテーションといっても、さまざまなタイプのものがあります。利用シーン別に適切なパーテーションを選ぶことが、生産性向上につながります。社内の雰囲気に合わせて、ぴったりなパーテーションを探しましょう。
視線を遮りたいとき
周囲の視線を防いで作業に集中したいときには、デスクに設置するパーテーションが一番身近です。両脇の人の作業に気をとられることなく、自分の空間だけに集中することができます。周りの社員とコミュニケーションが必要な部署ではあまりおすすめできませんが、黙々と作業するスペースに取り入れるのは作業効率が上がるので良いでしょう。
部署間の導線を変えたいとき
同じフロア内に複数の部署がある場合、仕切り方によっては部署間のコミュニケーションが容易でない配置になってしまうことがあります。横のつながりが重要となる部署同士は気軽に行き来できるよう、パーテーションの配置を工夫しましょう。
その際、簡単に移動できる軽量タイプや、背の高いフラワーボックスを使用するのもおすすめです。
社員の増減によって変更できる配慮をしておくことが必要となります。
防音したいとき
フロア内の端スペースにお客様を通す場合や、ちょっとした打ち合わせを行う場合、周囲に音が漏れない工夫が欲しいところ。天井から床までを隠す大きめのパーテーションを取り入れることも検討したいです。また、素材を防音素材にしたり、スチール製のパーテーションにしたりするだけでも、遮音性をあげることができます。防音スペースを容易しておくことは、気兼ねなく打ち合わせを進行させるために重要です。
おしゃれで移動しやすいパーテーション
生産性UP効果2倍!? 観葉植物でパーテーション
実はさりげなくやっているオフィスも多いのがこの方法。観葉植物を並べることで、パーテーションの代わりにしてしまうのです。そうすることで、観葉植物によるグリーンアメニティ効果とパーテーションによる集中力向上効果が合わさり、より生産性UPが期待できます。観葉植物を並べて目隠しにすることで、打ち合わせスペースと作業スペース間の仕切りとしても有効です。
パーテーション代わりになる観葉植物は、少し背が高めで葉の多いタイプがおすすめ。
- オーガスタ
- アレカヤシ
- マングーカズラ
これらは並べて配置してもお洒落で爽やかな印象を与えてくれるでしょう。
さりげない仕切り
自由度が高まるフリーアドレス式の選択
職種によっては、フリーアドレス式という選択が良いこともあります。フリーアドレスとは、決まった席を一人ひとりに与えるのではなく、毎日出社してから好きな席で作業できるようにしているスタイルです。このスタイルのメリットは、周囲の人とのコミュニケーションがとりやすく、必要に応じてすぐにチームで集り軽い打ち合わせをしながら作業を進められることといえます。
社員間で話し合いが必要な仕事の場合、このようにパーテーションをしないことが生産性を向上させることもあるのです。全員が顔を見て話せるよう丸いテーブルにしたり、資料を広げられるよう大きめのテーブルを並べたりするのもおすすめです。
フリーアドレスなデスクにぴったりなお洒落テーブル
パーテーションひとつで変わる、仕事の生産性
意外とあなどることができない、オフィスのパーテーション。業務内容に合わせたレイアウトをすることで、生産性を今よりもずっと向上することができるかもしれません。部署ごとの仕事や社員の希望に合わせて、ぴったりのパーテーション設置を心がけましょう。
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