電気を多く使用しているオフィスの電化製品トップ3
みんなで出来るオフィスの節電対策の中で、オフィスでの消費電力は大きく3つ「エアコン」「照明機器」「コンセント類」であるとご紹介しました。
それぞれの節電対策にも触れていますが、今回はこの中でも「コンセント類(オフィスの電化製品)」の電気消費量と節電対策についてご紹介します。
消費電力とその台数、使用頻度や使用時間を考える
複合機よりもシュレッダー?!
複合機の動作時消費電力はドライヤーや電子レンジに匹敵するほどですが、使っていないとき(スリープモード時、節電モード時)は1/100ほどまで下げられますので、「設定を見直しましょう」「ペーパーレス化」を図りましょうというのは以前にご紹介しました。
しかし一度文書にしてしまった書類は、機密情報の保護や個人情報保護法のもと、簡単には破棄できませんからシュレッダーにかけて産業廃棄物として捨てますよね?
この時のシュレッダーの使用電力量は300~600ワットで、複合機の電気量のおよそ半分です。大抵の場合、書類を印刷している時間よりもシュレッダーにかけている時間の方が長いでしょう。使用時間が長ければ使用電力量も上がります。
バクバク電気を食べるシュレッダーには、電気代だけでなく使用している人の人件費や、産業廃棄物の処理代もかかり、焼却処分されるときにはCO2も排出します。
書類の破棄が多い会社は、シュレッダーにかかるコストを見直すことをお勧めします。
・シュレッダーのリース料
・電気料金
・人件費
・ゴミの廃棄料金
上記の合計額よりも、書類の溶解処理業者を利用する方が安く、CO2の排出まで抑えられることもあります。
デスクトップPCとノートPCは?
使用台数の多いパソコンは、まとめて考えると相当な電力量を使用しています。
その中でもデスクトップPCは液晶モニターを含めると120~360ワットとノートPCの3倍ほどになります。
更に新しい機種ほど電力量は少なくなりますので、適材適所のPC配置が必要です。
マイクロソフトからもPCの節電対策について提案がなされています。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/gg715287
電気ポットが働きすぎ
家電製品の中で、使用電力量トップの座に座っているのは電子レンジで、これはオフィスでも同様でしょう。
しかし一般家庭とオフィスでは電子レンジの使い方が違います。オフィスで料理の下ごしらえをする人は居ないでしょうから、せいぜいがお弁当の温めです。
ところが地味に鎮座している電気ポットも、お湯を沸かすときに電子レンジ同様多くの電力を使用します。
例えば一般的な2.2L~3Lの電気ポットを、1日に何回給水して沸騰させますか?
オフィスの人数が少なく、1日2回ほどであれば月に600円~900円ほどでしょう。もしも3回以上ならば?
その場合には温冷のウォーターサーバーを導入した方が電気代は安く済むかもしれません。一般的にウォーターサーバーに係る電気代は、月に1,000円前後です。