みんなで出来るオフィスの節電対策
オフィスでの電気消費割合
オフィスで消費される電気の内訳は、空調28%、照明40%、コンセント32%となっています。
それぞれにどのような節電ができるのか考えてみましょう。
空調
設定温度を考える
環境省が奨めるエアコンの温度は、夏の冷房が28℃、冬の暖房が20℃、これを目安にすると良いでしょう。
概ね設定温度を1℃変えるだけで消費電力は10%も変わります。
サーキュレーターを同時に使う
夏場のエアコンを28℃に設定するというのは、人によっては「暑い」と感じるかもしれません。
エアコンと同時にサーキュレーターや扇風機を使うことで、涼しい空気や温かい空気が均一化されたり、肌に直接風が当たることで実際の温度よりも涼しく感じます。
消費電力が少ないサーキュレーターや扇風機を置いてみましょう。
フィルターを掃除すること
フィルターにホコリが溜まった状態では冷暖房の効率がぐんと下がります。
2週間に1度ぐらいの頻度で掃除をすれば、冷房で4%、暖房では6%も消費電力を減らすことができます。
こまめに消すのは逆効果?
エアコンは起動してから室内が設定温度になるまでの間が一番電力を使用します。
点けたり消したりするのは却って電気がかかるので良くないと言われています。
照明
照度を下げたり、間引き点灯をする
照明器具も、必要以上に明るくすれば目が疲れ、消費電力も上がります。
調光が効く照明器具の場合には照度を落としてみるのもいいでしょう。
蛍光灯の本数が多い場合には、間引いて使用できるような配電になっていると便利ですね。
照明器具の掃除
照明器具にはホコリが付着しやすいものです。電球や照明器具を掃除するだけで、グンと明るさが増しますのでこまめにお手入れしましょう。
使わない部屋の電気は必ず消す
会議室や資料の倉庫など、使わない時間の照明は「必ず消す」。これは誰にでもできる簡単なことですが、とても効果が大きいのです。
コンセント
パソコンやコピー機などのON/OFF
コピーの複合機はかなりの電力を使用しますが、これは作動状態の時です。基本設定で使わないとき以外はスリープモードや節電モードにしておけば使用電力をかなり抑えられます。
パソコンは起動時に多くの電力を使いますが、90分以上離席する場合にはシャットダウンした方が節電になります。
ペーパーレス化の促進
先ほど「コピー機は多くの電力を必要とする」と紹介しました。電気だけでなく、紙もトナーも使います。
IT化が進む現代では、便利なコミュニケーションツールを使ったり、文書もデジタル化出来ます。上手にペーパーレス化を進めれば、多くの経費が節約できますね。
ここにご紹介した方法は、大きな手間や経費、工事をしなくてもすぐに始められる節電方法ばかりですので、ぜひお試しください。
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