法人オフィスの移転や内装工事をしたいけれども費用が気になるなら、経費の削減ヒントを参考に!
「オフィスの内装を一新して、おしゃれな空間にしたい」
「内装工事にはどれくらいの期間や費用がかかるの?」
と、オフィスの内装工事について関心を持っている人が多くなっています。
内装は、社員の快適性や生産性にも影響を与える重要なポイントです。企業イメージも、この内装によって体現されます。エントランスは特に企業の顔となり、内装次第で訪問者に与える印象もガラッと変わります。
この記事では、オフィスの内装工事について知りたい疑問が解消されるように、徹底して解説しています。
内装工事の種類から、施工の流れ、費用にいたるまで説明 、特に費用をかけるべきポイントや、コストを抑える方法まで、内装工事を考えるときにまず知っておきたい項目を網羅しています。
内装工事で失敗しないためにも、この記事を参考にして全体の流れを把握しましょう。特に内装のコンセプトや、内装業者の選定は重要なチェックポイントです。おすすめの内装業者も紹介しています。
オフィス内装の工事費用を徹底解説
オフィス内装の工事費用について、具体的にどれくらいかかるのか、詳細に解説していきます。
坪単価の相場や、見積もりのチェックポイント、工事費用を削減する方法についても紹介していきます。
この項目を読んで、自分のニーズに合致した内装工事をイメージしましょう。
坪単価の相場
オフィスの内装工事費用は、飲食店などに比べると安く済むことが多いです。飲食店は、水道周りや厨房の設備にかなりの費用がかかります。それがないために、オフィスの内装工事は安く済むわけです。
どれくらいかかるのか、具体的に知りたいという人は多いです。
内装工事のグレードによっても異なりますが、一般的に坪単価10~30万円が相場です。
事務所の仕上げには、どの物件でも費用に大きな違いは出にくいです。大体のテンプレートができあがっているためです。
たとえば、天井は岩綿吸音板で仕上げます。床は二重床にタイルカーペットを敷きます。壁はプラスターボードにビニルクロスを載せるというのが、一般的。このように、仕様は大体同じであるために、事務所の仕上げに費用の差は出にくいわけです。
空調、電気といった設備工事についても、オフィスによって費用の差は発生しにくいです。特に給排水の設備については、共用部分となっていることが多いです。そもそも工事の必要がなかったりします。ただし、オフィスによってエントランスなどのグレードに差が出てくることも。そうなると、費用にもグレードによって違いが出てきます。
一番注意する点は、消防設備です。
感知器やスプリンクラーの導入が、必須となっているオフィスがあります。この費用は、オーナーではなくて借主のほうで負担しなければなりません。内装工事費が、これによって高くなることも多いです。
消防設備については、管轄する消防によって扱いが異なります。事前に工事業者を通して確認しておくのがおすすめです。
見積もりのチェックポイント
見積書には、大きく9つの工事に分けて費用が計上されています。それぞれの項目について解説していきます。
仮設工事
仮設工事は、工事の準備にかかる費用です。工事対象以外の部分を保護する養生工事もまた、この仮設工事に含まれてきます。
軽鉄工事
軽鉄工事は、壁であるプラスターボードを支える軽鉄=スタッドを設置する工事のこと。コの字をした鉄材で、等間隔に設置していきます。
内装工事
仕上げの工事全体を指して内装工事と呼びます。壁はビニルクロス、床は二重床にタイルカーペット、天井は岩綿吸音板が、事務所内装のよく使われるパターン。価格の差は事務所によって出にくいです。ただし、エントランス部分は、高級感を出すために、タイル張りにしたり、建具部分にダイノックシートを採用することも。こうなると、費用が大きくなることがあります。
建具工事
建具工事は、ドアや窓といった開口部にある機構の工事のこと。大きくアルミかスチールを使用する。一般的にオフィスの場合は、スチールを使用することが多いです。
パーテーション工事
可動間仕切りの工事のこと。可動して簡単に修正可能なので、軽鉄工事とは異なる扱いになっています。
電気設備工事
大きく、見える部分と見えない部分の電気工事に分けられます。見えない部分は配線、見える部分はコンセントなどです。
空調設備工事
室内機や室外機、それをつなぐ冷媒管の工事です。人気の照明と空調の吹き出し口がセットになったシステム天井を採用すると、高めの費用がかかります。
消防設備工事
煙感知器やスプリンクラーの導入など。ここに大きな費用がかかることが多いです。
サイン工事
社名の看板工事のこと。テナントオフィスの場合、エントランス部分に置く看板ぐらいなので、少額で済むことがほとんどです。
耐用年数はどのくらい
減価償却とは、内装費用を投資したその年ではなくて、一定の年にわたって計上することです。たとえば、内装工事に1000万円かかったとします。5年で減価償却すると、1年で200万円が計上されることになります。減価償却には、税金を減額するメリットがあります。ただし、赤字になるリスクも。メリットとデメリットを勘案して、減価償却を決めることが必要です。
減価償却の年数を決めるにあたって、大事になってくるのが、オフィスの耐用年数です。減価償却は、耐用年数にしたがって分割していくのが基本です。そうでなければ、自由に節税できてしまうためです。耐用年数は、法律で定められています。
内装工事の場合、建物の価値の増加とみなされます。その場合、元の建物の耐用年数によって、減価償却がなされます。テナントオフィスの場合、オーナーと依頼人が別々です。この場合の扱いについて、疑問を持つ方も多いです。
合理的に見積もられた耐用年数か、賃貸借期間を耐用年数にするのが、法定されています。合理的な耐用年数というと、大体10~15年となるのが普通です。
付帯設備といえる部分は、建物附属設備になり区分できます。建物附属設備には、電気設備、ガス設備、空調設備などが含まれます。建物附属設備の区分は、内装工事業者からもらった請求書を参考に、選別していくことになります。
減価償却は、赤字のリスクがあります。できれば、専門家である税理士に相談のうえ、進めていくのが良いでしょう。
オフィス内装工事費削減のポイント
工事のグレードを落とす
内装工事のグレードによって、費用は大きく変わってきます。最新のシステム天井は、グレードが高く費用も大きくなりがちです。システム天井ではなくて、普通の天井にして照明は別に設置すれば、費用を抑えることが可能です。
工事をせずにスケルトンで行くことでも、費用を抑えられます。このように、天井に限らず床や壁など、グレードを下げる工夫をすることで、費用の上昇を抑制できるわけです。素材をコストのかからないものにするという視点が大事です。自分で把握するのは、困難な部分があります。業者に聞いて、より費用のかからない代わりになる素材がないかを、知るようにしましょう。
たとえば、天井は通常、岩綿吸音板が使われます。しかし、これを化粧石膏ボードに変えるとコストは大きくカットできます。デメリットは、吸音板ではないので、物音や話し声が響きやすくなってしまいます。
物件によっては、空調設備が残されていることもあります。これを上手く利用すれば、費用を抑えることができます。
オフィス家具はメーカーに注文
オフィスの家具類は自分でメーカーに注文しましょう。家具まで内装工事業者に発注してしまうと、搬入・人件費が別途かかってきます。すると、費用も高くなってしまいます。家具は搬入して設置するだけです。メーカーに発注したほうが、はるかに安上がりになります。
家具について知識がないと、そもそもどういった家具を注文したらいいのか分からないということもあるでしょう。こういった場合は、まず内装業者にオフィスに合った家具を選んでもらいます。そして、これを元に、家具メーカーへ直接発注をかけるというのが良い方法です。
複数の工事業者に見積もりを出してもらう
工事業者によって、同じ工事でもかかる費用が変わってきます。工事の出来も高いから良いというわけではありません。そこで、複数の工事業者に見積もりを出してもらい、それを比較したうえで、発注する業者を決定するという方法がおすすめです。
特に複数の業者に発注を出すことによって、通常の坪単価の相場よりも安い見積もりをもらえるメリットもあります。自分のところに発注してもらいたいので、他の業者と価格競争を行うためです。複数の業者に見積もりを依頼していることを明言したうえで、見積もりを出してもらうのが効果的です。
工事する部分を限定する
全て工事するのではなくて、自分でできるところは自分ですることによって、費用を抑える方法です。たとえば、床のカーペット。床のカーペットは、オフィスの場合、無機質なグレーや、単調なブルーが使われていることが多いです。
単一の色だと、新鮮さやおしゃれさに欠けます。内装を一新したいのであれば、タイルカーペットを複数色購入していきます。張替えは業者に頼まなくても簡単にできます。床は、壁と同じように、視野に大きな割合を占めます。カーペットが一新されるだけで、オフィスの印象もまったく変わったものになります。
壁にはカッティングシートがおすすめ。
カッティングシートは、よく街中の看板などにも使われています。自由に張ったり剥がしたりできるのが特徴です。壁やドアにルームサインとして利用することも多いです。
パーテーションに企業ロゴをあしらうことも可能です。このカッティングシートがあると、オフィスも垢抜けた印象に早変わりします。カッティングシートは、今では多くのカラーや素材のバリエーションが用意されています。特に最初からデザインが完成しているウォールデコと呼ばれるカッティングシートは、手間いらずで人気です。
おしゃれなデザインオフィスにするためのポイント
特におしゃれなデザインオフィスの完成に成功した事例を紹介していきます。基本的に、内装業者に発注したケースを紹介。プラスαの要素でワンランク上のおしゃれなデザインになった興味深いケースになります。
費用をかけるポイントを解説
最近では、おしゃれなデザインオフィスが人気を集めています。単にデスクがあるだけのオフィスは今ではウケません。おしゃれなデザインオフィスを作りたいけれど、どうしたらよいのか分からない、という人も多いです。この項目では、特におしゃれなデザインオフィスを作る際に、費用をかけたほうがいい、また、意識したほうが良いポイントについて解説していきます。
1つ目のポイントは、ゾーニング(動線)です。
オフィスレイアウトを考えるにあたって、このゾーニングは業務効率にも直結する極めて重要なポイントです。たとえば、コミュニケーションが頻繁に行われて、人がよく動くオフィスの場合。この場合には、間仕切りなどを極力減らした、開放感のあるレイアウトが望ましいです。
2つ目は、ワークスペースの広さです。
ワークスペースは、特にオフィスによって、おしゃれに見える広さが変わってきます。一般的に、ワークスペースは広めにとったほうが、開けた印象でおしゃれに見えます。ただし、業務内容に比してあまりに大きいワークスペースだと、業務効率が下がるのでおすすめできません。
3つ目はデスクとチェアの選定です。
デスクには一番費用をかけたほうが良いです。一番多くオフィスに置かれるものなので、これによっておしゃれ感がだいぶ変わってくるためです。特に業務効率にも関わってきます。デスクワーク中心のオフィスの場合、社員が長時間向かうことになるのがデスクです。これが快適でなければ、ストレスが溜まってオフィスの雰囲気も悪くなります。
デザイン性と実用性の2つの点を重視して、デスクを選ぶことが大事です。特にデスクの幅や奥行きなど、ワークスペースとの兼ね合いも考えながら、適切な大きさを選ぶようにしましょう。
チェアもデスクと同じくらい大切です。チェアも居心地が悪いと、デザイン良くてもなんにもなりません。社員の不満の種になってしまいます。やはりデザイン性と快適さの両面を意識して選定することが必要になります。
4つ目は、企業の顔であるエントランスに費用をかけることです。
企業のイメージに合い、かつおしゃれなエントランスを作るようにしましょう。ワークスペースばかりがおしゃれでも、エントランスが垢抜けないと台無しです。
5つ目のポイントは、自然の素材を使用した内装にすることです。
自然の素材をインテリアや壁や天井に使用するのが、今のトレンドになっています。特に休憩室に、自然を感じさせる素材を導入すると、ほっと落ち着けて、かつ、おしゃれなのでおすすめです。
プラスαの事例を元に解説
■木目調で温かみのある空間に
移転に伴って内装も一新される事例は多いです。たとえば、エントランスを木目調にして、温かみを出したものもあります。来訪者が心安らぐように、床も天井も家具も木目調で揃えた事例です。さらに、ワークスペースや会議室については、それぞれのデスクやチェアにカラーを加えています。これにより、エントランスとは又違った遊び心のある空間に仕上がっています。
外壁にもこだわり、ガラス張りにすることで、透明感と開放感を際立たせています。左官塗料を使用して、アクセントを加えることも欠かしていません。
■ニーズを加味して内装がレベルアップ
増員によるスペースの確保、顧客からの信頼、といった2つのニーズを元に内装が一新された事例もあります。ここから、内装工事のコンセプトが立ち上がります。オフィス空間のファイブスター獲得に向けた、オフィス環境を実現するというものです。デザインだけではなくて、機能性も踏まえた内装工事が行われた事例です。
■開放感を追求したオフィスへ
エントランスをガラスで囲むことによって、エントランスに入ると同時に、ワークスペースから会議室にいたるまで、一気に見渡すことができるようになりました。最高に開放感のあるオフィスへ進化した事例です。さらに全体に木目を散りばめることによって、アクセントも加えています。
ワークスペースでは、あえてタスクチェアを削除。状況に合わせたフレキシブルな対応で、人員同士のコミュニケーションが密に行われるように設計されています。会議室やソファがある休憩所は、他より一段上げることによって、また違った感覚を味わうことができるようになっています。
■グラフィックを導入して革新的なスタイルの内装へ
エントランスには、6mに及ぶスパンタイルの壁画を採用しました。ウェイティングスペースを大きくとることによって、開放感と優雅を表現した内装に。床にはグラフィックが描かれたカーペットを敷きました。これが大きなインパクトを与えて、革新的な印象に仕上がっています。会議室には、エントランスとはまた違ったグラフィックカーペットを使用して、変化とアクセントを加えています。
■会社のロゴマークをモチーフにデザインされたオフィス空間
会社のロゴマークである翼をモチーフに、内装を提案しています。社員達がいろいろな翼を持ち、このオフィスから飛び立つイメージでデザインが確立されました。社長室や会議室は威厳を感じる重い印象に仕上げています。いくつかの会議室は、それぞれまた違った雰囲気になるように演出も。素材もいろいろな種類のものが採用され、いくつもの表情を持った毎日通っても飽きないオフィスになっています。
■シックなカラーで統一されたデザインオフィス
グレーやブラックといったクールでダークなカラーを中心に、大人でシックな空間を再現しました。ダークカラーのなかに、企業カラーのオレンジを差しているのもポイントです。依頼人と業者がコミュニケーションを取りながら、採用する家具やソファ、デスクについて1つ1つコーディネイトしています。非常に統一された空間に仕上がっています。ブリックタイルを使用するなど、部分的にアクセントを加えることで、メリハリの利いたおしゃれなオフィスになっています。
■巨大なグラフィックが企業のコンセプトと合致
エントランスに巨大な世界地図のグラフィックを採用しています。これが最大のポイントです。グローバルな活動をする企業コンセプトに即した内装デザインです。洗練された企業イメージから、白をメインに使用することで、クリーンな印象が漂っています。
オフィスの内装工事の進め方
オフィスの内装工事には、コンセプトが必要になります。それによって、内装工事の種類も変わってきます。また、内装工事の一般的な流れについて、気になっている方も多いです。そこでこの項目では、内装工事の種類や、実際の工事に向けての流れなどを解説していきます。
オフィス内装工事の種類
■生産性向上
生産性向上を目的としての内装工事なのであれば、とにかくシンプルな内装を目指しましょう。余計な物がないほうが、仕事に対する集中力はアップするためです。こういったシンプルな内装は、ミニマル系と呼ばれることも多いです。デザイナー、プランナーといった特にクリエイティブな分野のオフィスでは、このミニマル系が採用されることが増えています。
シンプルな内装の場合、工事費用は安くなると思われがちです。しかし、実際にはその反対です。シンプルな場合、それだけ壁や天井のディテールが強調されます。これらの素材やグレードを上げることが多くなります。結果、費用も大きくなる傾向にあります。
■コミュニケーションの活性化
コミュニケーションの活性化を目的として、内装工事をする場合です。特にコミュニケーションの場となる会議室や休憩室のグレードを上げることが求められます。ソファを多く配置したり、ポップな楽しいカラーを取り入れることで、ビジネスシーンとは一線を画したコミュニケーションを安心してとれる空間になります。
応接室などのコミュニケーションスペースについては、特にスペースを広く取ることも必要です。スペースが広いほうが、より多くの人が集まり、開放的な気分になるので、よりコミュニケーションも活発に行われやすくなるためです。
■福利厚生の向上
福利厚生を重視して内装を一新する場合です。休憩室や食堂といった福利厚生施設の質を高めることによって、人材を確保できるメリットがあります。人を雇ってカフェを導入するのは、コストが高くつきすぎます。しかし、食品の販売機やドリンクサーバーを設置するのは、少ないスペース、費用で可能になります。ここで浮いた費用を、休憩室などのグレードアップに回す企業も多いです。
■自然派でロハスの空間に
心を穏やかにして、リフレッシュ空間を再現したい場合です。緑を多く配置したり、水槽を設置したりして、自然感を出していきます。このように、オフィス移転に伴って、自然を重視した内装にする企業が多くなっています。エコを押し出している企業は、なおさら自然派のオフィスにする傾向に。特に緑は、非常に高いリフレッシュ効果があることが、医学的にも証明されています。仕事の生産性アップにもつながります。
一部の壁に緑を配置したり、水を取り入れることによって、来訪者も心地よく過ごすことができます。
■機能性を重視
機能性や効率性を重視する内装工事です。これは、1人あたりのデスクスペースを極力コンパクトにとります。ワークスペースにできるかぎり多くの人員を収納できるようにして、効率化を図るというものです。これは特に大きな企業が採用することが多いです。デザイン性にはこだわらず、とにかく機能面を重視したい場合に向いています。
■工事費用の削減を重視
費用を抑えて内装工事をしたい場合です。これは、スケルトン系の内装が採用されます。スケルトンというと、基本的に内装の仕上げなしでそのまま利用することを指します。最近では、素材の特性を生かしながら、おしゃれに仕上げるスケルトン内装が多くなっています。
打ちっぱなしの壁面であったり、パイプがそのままむき出しになっている天井など、素材をそのまま生かすことによって、おしゃれなデザインにするわけです。こういったスケルトン系の内装であれば、仕上げの費用がかからないので、コストを抑えることができます。
しかしながら、天井がスケルトン使用だと、空調効率が悪くなるリスクもあります。そうなると、ランニングコストが高くついてきますから、こういったリスクも勘案したうえで、決断することが大切です。
オフィス内装工事の期間と流れ
内装工事の期間は、短くて1ヶ月、長くて3ヵ月程度が一般的です。20坪程度の相場で、規模によってもかかる期間は変わってきます。スケルトンから開始するのであれば、1ヶ月程度で終わります。しかし、造作など特注しているものがある場合、期間は延びることが多いです。
内装工事にかかる費用は、坪単価10~30万円になります。デザインオフィスにしたい場合など、デザイナーに設計図を依頼する場合があります。この場合、相場は坪単価5~7万円です。
内装工事のコンセプトが決定したら、実際に業者と打ち合わせを行います。ここで、しっかりとデザインのイメージを業者に伝えることが大切です。イメージがしっかりと伝えられないと、結局、業者の提案するイメージの中から選ぶことになってしまいます。これだと、自分のイメージするデザインにならない可能性も高いです。
特にイメージを伝える段階では、文章や言葉だけではなくて、絵や写真を用いるようにしましょう。こうすることで、業者とイメージを共有しやすくなります。
■内装工事業者の選定
実際に、内装工事業者を選ぶ段階です。しかし、今では多くの業者があって、どこに頼めば良いのか分からない、ということも多くなっています。内装業者、とひとえに言っても、それには多くの種類があります。それこそ、デザインから施工まで全て担当してくれるところ。一方で、工事だけ、デザインだけの業者もあります。
自分のニーズに合った内装業者を選ぶために、その種類を紹介します。
工事だけを扱う業者
通常の内装工事業者は、工事のみを行います。既にデザインや、具体的な図面ができている場合には、こういった業者を利用することになります。ただ、まだ内装の具体的なイメージができあがっていない場合には、別にデザイン専門の業者に依頼します。
デザインだけを扱う業者
デザイン専門の業者です。おしゃれなデザインオフィスを再現したい場合には、こういった業者を利用するのがおすすめです。高度で専門的なデザインを提案してくれます。ただし、工事の業者は、別途発注する必要があります。デザイン料と工事費が別々でかかってくるので、費用は大きくなるのが難点です。
デザインと内装工事を扱う業者
デザインと内装工事を一貫して行う業者もあります。このような業者の場合、工事期間も短くて済む傾向があります。現場で実際に必要になる経費が分かっているために、デザイン費用も柔軟なことが多いです。費用的にも抑えたい人におすすめです。
移転、デザイン、内装工事まで全て扱う業者
移転のコンサルティングから、移転後の内装工事まで、全ての工程を一括して担当する業者もいます。新たなオフィスのコンセプトを伝えるだけで、移転先の選定から工事まで行ってくれるのがメリットです。移転から工事まで最もスムーズで、短期間で終わります。
デザインや内装工事を一括で発注できる業者のほうが、コストや時間を節約することができます。一方で、デザインをこだわりたかったり、デザインが既に完成している場合には、デザインと内装を別々の業者に発注するほうが良いでしょう。
内装業者が決まったら、実際に発注します。発注後は、ただ黙って待っていれば良いということはありません。実際に現場に行って、デザインの状況や照明の位置など、当初の計画と相違ないかどうか、自分の目で確かめることが必要です。
そうでないと、完成後に、何か注文と違う事態が発生した場合、修正を依頼することになってしまいます。完成後の修正依頼は、別途料金が発生する場合がほとんどです。余計な出費を抑えるためにも、施工が始まってからも、現場に足を運ぶようにしましょう。
東京・福岡のオフィス内装工事ならThird Plece design projectへ
内装業者選びに迷っているのなら、Third Plece design projectがおすすめです。Third Plece design projectは、特にデザインから移転、内装工事までを一括して行ってくれます。コストを抑えて短期で仕上げたい方にはまさにもってこいです。
デザイン性、快適性、生産性を両立したデザインオフィスを提案してれくます。どれか1つではなくて、実際、企業にとっては全ての側面が大事です。重要な3つの性質を、バランスよく配合して、それぞれのオフィスに合った最適な内装を再現します。
おおまかなイメージを伝えるだけでも、写真付きでいろいろなデザインを紹介してくれます。特に壁紙や照明、チェアにいたるまで様々な事例を保有しているので、こちらのイメージをより具現化することが可能です。自分のイメージに合致したオフィスを完成させたい人に最適なのが、このThird Plece design projectです。