仕事の効率を左右する?!身長とオフィスの椅子・机の関係
オフィスで、主にデスクに向かって仕事をしている人達が良く漏らす悩みに「肩こり」「足のむくみ」があります。
これはひょっとすると、机や椅子の高さが合っていないせいで起きているのかもしれません。
人間工学上、最適な椅子の高さ、机の高さ
座面高=身長×0.25-1
机の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1
例えば身長が175cmの場合、最適な机の高さは74㎝、椅子の座面の高さは43㎝となります。
デスクの高さは70㎝が主流
一般的なデスクの高さは、JIS規格で定められた70㎝を採用する傾向があります。
しかし従業員の体形は様々で、背の高い人も低い人もいます。
またJIS規格が定められたのは1971年で、その当時は手書きの仕事が多かったのに比べ、今はPCのキーボードを打つ方が多くなりました。キーボードを打つための机の高さは、先ほどの最適な机の高さより5㎝ほど低い方が体の負担が少ないと言われています。
机が高いと肩が凝る?
では身長が160㎝でPCを使ったデスクワークの人の理想的な机の高さは?
そうです。凡そ62㎝となります。しかし実際にオフィスにあるデスクは70㎝だとすると、余分に腕を上げてタイピングしていることになります。
肩に力が入っているので「肩が凝る」という反応が起きることとなります。
椅子が高いと足がむくむ?
最近のオフィスチェアは高さが調節できるものも増えています。
机が高いのでその分、椅子を高くしている人も多いでしょう。
しかし足の裏が付かないほど椅子の高さを上げてしまうと、太ももの血行が悪くなり、夕方には足がむくんでいる、という反応が起きるのです。
最適な机と椅子の高さが調節できるものを導入するという方法も一考の余地があります。