ホームステージングの家具選び
そもそも「ホームステージング=部屋に家具を入れる」のはなぜなのでしょうか?
空室の部屋と家具の入った部屋とを見比べた時、あたなが住みたいと思うのはどちらの部屋ですか?
<写真左はホームステージング前のお部屋です、対して右はホームステージングを行った同じお部屋です。>
写真からもわかるようにホームステージングをし家具が入ることで暮らしのイメージが湧きメリハリのある空間になりませんか?
ホームステージングをする際の家具選びのポイント
インターネットや家具のカタログを見て「わぁーこれ素敵!」と好みの物を選んでいくと最終的にインテリアスタイルがバラバラ。。なんかヘンテコな組み合わせになちゃった。となりがちなもの。
最初にターゲットを念頭に置いて、スタイル、それに合った色のトーンやデザインを見て家具を選ぶと失敗がありません。
インテリアはセンスではなくセオリーがありますのでそこをしっかり押さえた家具選びができるといいですよね!
こんな物件ならどうする?!
物件:3LDKのリフォーム後の中古マンション
環境:近くに小中学校があり大きな通りや銀行、病院などが揃ったいわゆる市街地にあるCityな雰囲気の物件
ターゲット:「共働きのファミリー層、経済的にも少し余裕がある」と設定
<家具選びのフロー>
①ターゲットを明確に設定・物件のターゲット層が好むインテリアスタイルから家具を選ぶ
物件の立地条件や近隣の住居スタイルを参考に、ターゲットを絞り、好みそうなインテリアスタイルから家具を選びます。
今回の事例では「Cityな雰囲気」と「ファミリー向け」ということから、ナチュラルモダンなブランド家具を導入することになりました。
<事例にあった家具の画像とコメントを挿入>
例:cityな雰囲気のファミリー層ですので洗練されブランド家具のソファーをチョイス、一家団欒の雰囲気もほしいのでクッションやブランケットのカラーや素材感であたたかさを演出しました。
②部屋の広さや壁の色、フローリングの色など物件が待つ条件にあった家具選びと配置
基本となるベース色(床、壁など)面積の大きな部分の色を基準にします。そして部屋の広さや用途、間取りなどから見合った大きさ、色、フォルムの家具を選び設置します。
事例は3LDKでしたのでリビング・ダイニング・キッチンにそれぞれ一体感がありながらも一つ一つのお部屋が持つ役割にあった家具を選び家族が快適に過ごすためのレイアウトを考えました。
お食事をとりながら、もしくは会話を楽しむダイニングテーブルからでもTVが見られるように家具を配置しました。お子様ありという設定ですのでダイニングテーブルとチェアのセットにもお子様が使いやすい高さなどを考慮。キッチンからお子様の様子が見れるようローソファーを採用しお部屋を見渡せるような配置にしました。
<部屋の間取りやターゲットの違いで様々な家具選びと配置パターンがある>
楽しいおしゃべりとゆったりとした広いリビングを演出するためにコーナーソファーを設置して部屋を広く解放的にみせる。収納力や高さを変えるなどソファーひとつをとってみても様々な部屋を再現できるのです。
<ターゲットによって変わる家具選び>
単身で若い世代に人気の物件ならトレンドを意識した家具選びもします。例えばトレンドのグレイッシュ、モダン、西海岸、インダストリアル、ブルックリンなどからトータルコーディネートされるように家具やエレメンツを選びます。
③物件価格の1.5~2%予算で家具選び
ターゲットを絞った家具選びですが、家具によってはその金額も差がでます。
物件の価格の1.5〜2%で予算をとり、イメージとしてはワンランク上の生活ができるような家具を選びます。予算とワンランク上のイメージ、このバランスが重要です。
個人でこれをしようと思うとやはり限界があります。このお店ではこの家具、これに合う照明・・カーテン、えーっと植物・・考えるだけでも途方もない感じですし、これでは好きな雑貨はそろってもトータルコーディネートができるかという点において不安が残ります。購入の意思が高くなればなるほど具体的に見えてくるいろいろな不安や億劫になるような作業・・・。
弊社では様々な家具やエレメントを取り扱っておりますので予算に合わせてターゲットにマッチングしたトータルコーディネートが可能です。
<モデルルーム兼用のケース>
モデルルーム兼用の場合は物件価格の3%くらい(子供部屋や和室、パントリーなどを含める)の予算で家具を選びます。モデルルームの概念はその物件を最高な状態でプレゼンする場なので予算も多めになります。