女性デザイナーとして活躍したフローレンス・ノールというデザイナーについて
フローレンス・ノールの来歴
フローレンス・ノールは、1917年にアメリカ・ミシガン州に生まれました。裕福な家庭に生まれましたが12歳で孤児となり、フィンランドの建築家エリエル・サーリンネンの養子となったことで建築へ興味を持ち始めます。1934年にはクルンブルック美術大学へ入学し建築を学び、その後イリノイ工科大学でも学びます。ニューヨークへ戻るとヴァルター・グロピウス、マルセル・ブロイヤーの下で働き、さらにイタリアブランドKnollへ移ります。そこの代表であったハンスと結婚し、事務所をアメリカモダン家具のトップブランドとして確立させたのでした。
フローレンス・ノールのジェネリック家具を紹介
フローレンス・ノールのジェネリック家具は、1954年に発表されたフローレンスベンチです。座面の素材にはファブリックとレザーの2種類があり、どちらも洗練されたスチールと組み合わせが優雅な美しさを発揮しています。建築とデザインを学んだ彼女ならではのデザイン家具と言えるでしょう。
フローレンス・ノールの作品
フローレンス・ノールの家具にはソファや椅子の他にスツールなどもあります。1206セッティーソファは1人掛けのシンプルでモダンなスタイル、スツールNo.75はシンプルながらヘアピンレッグと呼ばれる金属の3本脚が軽快なデザインをしているスツールです。1961年に発表された2544M Credenza 4 Positionは、スチール素材の台座や、張り出しの全く無いフラットデザインのサイドボードです。