オフィス移転を成功させるために必要である「ワーキンググループ」について考える
オフィス移転を有意義な成功に導くには、それぞれ専門性を持ったグループを結成して行います。
ワーキンググループが専門業者の意見や指示を取り入れて推進した方がスムーズに進行することが多いものです。
グループを作る際には管理職だけでなく、若手や中堅社員、様々な部門のメンバーを選別することが大切です。
どのような企業であるかにもよりますが、一般的なオフィスのワーキンググループ分けをご紹介しましょう。
建物や施設機能を検討するワーキンググループ
移転先物件の検討と選定を行うワーキンググループです。
検討項目は
・移転先の立地
・建物の賃貸スペース
・建物のグレード
・建物の機能
・内装設計
・デザイン
・環境対策
・省エネルギーなど
オフィス計画ワーキンググループ
働き方やワークスタイルに関する検討を行うワーキンググループです。
・移転する組織や人員
・組織の機能、移転前のオフィスの課題や問題点および解決策
・ファイリング方法と文章量の調査
・新しいファイリング方法の検討
・在宅ワーク比率をあげるなど働き方の再検討
・新しい働き方に合致したオフィスレイアウトの検討
・什器や備品の検討
・オフィスのカラーリングなど
ICTワーキンググループ
働き方やワークスタイル変更に伴う、情報装備の変更を検討するワーキンググループです。
・現状の情報システムの棚卸
・電話網の仕組みの検討
・LANの検討
・PCや複合機の検討
・サーバー移転の検討
・各種業務用アプリの検討
・停電時代替システムの検討
引越しワーキンググループ
引っ越しプロデューサーとしてのワーキンググループです。
・サーバー移転計画実施
・PC類の移転計画と実施
・ペーパーレス推進し引っ越し時の荷物量を減らす啓蒙活動
・引っ越しに関する通知(ビルの形態、入管退館ルール
・セキュリティ
・引っ越し手順の周知)
・荷造り
・梱包方法の指示(箱ナンバリング、壊れ物、重要書類など)
それぞれのプロジェクトチームが専門家の意見を聞きながら、互いに連携して作業を行います。