自社でホームステージングをするメリット・デメリット
自社ホームステージング
今注目の「ホームステージング」住宅販売時の営業効率、住宅の価値を大幅アップ!ハウスメーカー様必見です
⇧上のブログでご紹介したように欧米では当たり前の「ホームステージング」ですが、日本国内においてもホームステージングを導入する不動産は増えてきています。
しかし、住宅流通の大半が新築物件を占める日本において、ホームステージングはまだまだメジャーとは言えません。この手法を検討する際「どこに委託したら良いの?」「自社で出来ることなの?」とわからない点の方が多いと思います。
そこで自社・他社でホームステージングをするメリット・デメリットをあげてみました。
コスト
ホームステージャーを外部委託しコーディネートした場合、少なく見積もっても数万円(相談程度)から数十万円単位のコストがかかります。自社でホームステージャーを育成すれば他社に委託する分のコストの削減はできますが、ホームステージャーの資格取得には2級で3万円程度・1級取得には10万円程度の費用に加え資格取得までにある程度の期間が必要になります(その後資格継続に年会費が別途必要)。
技術と知見
上記のように外部に頼らず自社でするという経験は、ホームステージャーの知識を持つ社員を育成する、もしくは専門知識を持ったスタッフを雇うことで会社の財産になります。試行錯誤しながらでも専門スタッフを育てる時間や人材を雇う固定費があれば自社の財産にもなるでしょう。
逆に、様々な知見や技術をすでに持っているホームステージング会社にアウトソーシングすることは効率的かつ完成度が高い状態を短期的に得られるのが大きなメリットです。
自社製品の販促
自社が家具専門店やインテリアメーカー営む会社だった場合、もしくは関係業種の知り合いがいれば、ステージングに使う家具や雑貨の販売促進がでできますがそのようなケースは少ないでしょう。また、自社製品を使うことだけではホームステージングとして不十分です。
外部委託でのステージングを選ぶなら、家具屋や雑貨屋、インテリアを扱う業種と連結した不動産やハウスメーカーを選ぶことがおすすめです。
撮影や広告媒体
プロのカメラマンへ依頼するということはコストがかかります。クオリティーやカット数などこちらの希望が多ければコストも増える可能性があるのに対し、これらを自社で行えば成果物の保護やコスト削減になります。しかし、自社で撮影となると綺麗に映すためのテクニック、機材、画像加工技術、広告媒体への円滑な共有など骨の折れることは多く、かえって手間もコストもかかります。
まとめ
掃除、整頓、遺品整理、コーディネート、搬送、撮影など専門知識と技術、様々な知見を積んだプロフェショナルを自社で育成するのは大変な時間とコストがかかる上にその人材がいなくなればまた新たな人材を確保しなければいけないという手間を考えるとホームステージング会社に任せるアウトソーシングは大きなメリットと言えます。
ピンポイントで自社の弱みを他社にアウトソーシングすることでコストの削減と自分の業務に集中できる(無駄な投資や固定費をカット)
自社の弱い部分は他社の力を借りることで企業の利益に直結しているコアな業務に集中することができます。
撮影機材の購入や人材のコストも必要な時だけ他社に頼れば固定費や維持費はかかりません。