北欧風やモダン風、レトロ風なオフィスレイアウト、その配色効果とは?業界別にご紹介。
業界別に解説!オフィスレイアウトの配色効果とは!?
今のオフィスはどんな色で統一されていますか?
その色は、企業イメージに合っているでしょうか。自社製品を正しくブランディングできているでしょうか。そして、オフィスで働く従業員の環境にふさわしいでしょうか。オフィスレイアウトを考える際、どうしてもデスクやチェア、キャビネット、 PC機器といった家具や配線に気をとられがちですよね。でも、実際に働き出してみるとイメージしていたオフィスの雰囲気と違ってしまった、なんてことも。
原因は家具やレイアウトだけではなく、全体の色によるものだったりするものです。今回は、あなどれない色の効果について、業界別のおすすめと合わせて解説します。
保険会社や証券会社、教育事業なら信頼の青を取り入れて
青い色には、心を落ち着かせ、集中力を高める効果があるといわれています。その落ち着いた雰囲気から、信頼感のあるオフィス空間を実現できるので、信頼が欠かせない業界のオフィスにはぴったりです。青はオフィスのレイアウトにも違和感なく取り入れられるので人気の色でもあります。椅子やパーテーションを青色にする方法の他、壁紙や絨毯を青色にするのもオフィス全体のイメージカラーにできるので良いでしょう。
来訪客の多いオフィスであれば、あえて応接室から見える位置に青を取り入れておくことでオフィスの良いイメージをアピールできます。応接スペースの仕切りを青いパーテーションにするなど、簡単ですが効果的です。
メッシュ張地のモダンなオフィスチェア
商品開発などアイデアが重要な職種なら縛りのない白ベース
白い色は、清潔感があり開放的で自由な空間を演出できます。クリエイティブなアイデアを必要とするミーティングスペースや作業スペースを白で統一すれば、頭の中がすっきりして新しい発見が浮かぶかもしれません。
また、白は部屋全体を明るくする効果もあるため、オフィスの雰囲気も明るくなり生産性の向上につながるともいわれています。壁紙を白にしたり、デスク、キャビネットを白にしたりすることでガラっとイメージチェンジすることができるでしょう。
アンティークスタイルなチェスト
活気が欲しい不動産業、個人営業は暖色カラーが人気
個人客の出入りも激しい不動産業や、お子様連れの訪問もあるようなオフィスであれば暖色系がおすすめです。オレンジやサーモンピンクといった優しい色の暖色系は、あたたかくアットホームな空間を演出できます。リラックス効果も期待できる暖色系は、お客様にも長居していただきやすく、商談がまとまる確率もあがるかもしれません。
オフィスレイアウトにとりいれるなら、存在感のあるソファやカーペットをオレンジ系に変えてみましょう。お子様連れのお客様にも喜ばれること間違いなしです。
北欧スタイルの2人掛けソファ
クリエイティブメーカーなら遊び心を取り入れたポップカラー
若手が多いオフィスでの人気はポップカラー。デザイナーやおもちゃメーカー、お菓子メーカーといった業界でも取り入れられているポップカラーは、脳に適度な刺激を与えてくれる効果があるそうです。
オフィスのレイアウト次第では、活発なイメージの赤色の空間と癒しのイメージの緑色の空間、など分けることによってリフレッシュもしながらメリハリをつけて仕事に取り組むことができそうです。明るい色に囲まれて仕事ができると、毎日楽しくなってきますよね。
北欧スタイルのテーブル
法人営業、技術職はシンプルで切れのある黒で統一
企業の顔となるエントランスからばっちりキメたい、法人営業の多い業界は定番の黒が人気です。技術や信頼を売る業界では、落ち着いた印象が大切。応接スペースは黒い革のソファやシンプルなガラステーブルで堅実さをイメージさせることが大切になります。
また、作業スペースで黒を取り入れると、全体に一体感が生まれます。しかし、オフィスが暗い雰囲気になる可能性もあるため、黒をベースにしつつもアクセントとして赤やオレンジなどの明るい色の家具を取り入れることもおすすめです。
ガラス天板の応接テーブル
企業イメージにつながるオフィスレイアウト
ここまでの紹介のとおり、色にはさまざまなイメージや効果があります。オフィスに取り入れる色ひとつで、外から見た印象が変わることや、従業員の作業効率が下がったり上がったりもするでしょう。企業イメージをどうブランディングするか決めたら、オフィスのレイアウトにイメージに合わせた色を取り入れて、社内の雰囲気づくりからスタートしてみましょう。
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