従業員や施主の考えを整理する。設計要件の整理について
基本計画書で【コンセプト】【スペース計画】を洗い出したら、設計要件を整理してみましょう。
・施主や実際に使用する従業員といったユーザー側の要望を整理します。
・貸方基準を元に、設計に必要な与条件を整理します。
設計に必要な与条件とは?
「こんなオフィスを作りたい」「こういうスペースを取りたい」と希望があっても、実現できるかどうかは条件次第なのです。
例えば消防法や建築法などの順守すべき基準法があり、守られていないと消防検査時などに指摘され、やり直しになることもあるのです。
またビルの貸主(オーナー側)から、使用用途を限られる、騒音などに対しての対策を求められる場合もあります。
オフィススタンダード
ゾーニングで執務に必要なエリアが決まったら、デスクの配置を考えます。
スタンダードタイプ(島型対向型)
デスクを向かい合わせに組み合わせる一般的なレイアウトです。島型対向型とも呼ばれ、セクションごとにまとまっています。コミュニケーションも取りやすい形です。
フリーアドレスタイプ
デスクは固定席ではなく、自由に座る形式です。専用ロッカーを導入したり、パーソナルな私物を収納するスペースも併せて考えます。
クリエイティブタイプ
向かい合わせではなくデスクは背中向きに配置します。集中して行う作業が必要な職場に適しています。